
みなさん。こんにちは!
本日の最新メニューは、こちらの2本です。
・上海のポールデザインを訪問してきました!
・サイラスさんにTシャツを届けてきました!
Tシャツのデザインからだけではわからない、
参加デザイナーの横顔に、せまっていますよ。
ふたりのTシャツが気になっていた方は、とくに必見!
●なお、こちらで大特集していますが
みなさんからの「デザイン観」も、
まだまだ募集しています。
・ 買いたい、またはすでに買ったTシャツの名前
・ チャンピオンになると思うTシャツの名前
を、できればそれぞれ理由をそえて、
以下のアドレスまで、どしどしお知らせください。
mail@t-1.cc
●さらに、このページで募集している
T-1 Tシャツのモデルとなってくれる
24人以上いるチーム、大募集!
も、ひきつづき、お待ちしております!
こちらも以下のアドレスまで、
じゃんじゃんご応募くださいね!
mail@t-1.cc
2006/6/21 水曜日

先日、出張で上海に立ち寄ったさい、
そういえば、今回のT-1に出場している
ポールデザインって、上海だったよなぁ‥‥
と、あわてて思いだし、
飛行機乗り換えのわずかな時間を利用して、
飛び込み取材を敢行してきました!
電話でなんとかアポイントをとりつけ、
ようやくたどりついたのが、こちら。
ポールデザインの、上海オフィス!

さすがに、NIKEの中国プロジェクトなどを
てがけるデザイン事務所だけあって、
エントランスからして、すでにおしゃれであります。

壁も床もロッカーまでも、すべて白!
そんな清潔感あふれるワークスペースでは
何人かのスタッフさんたちが
楽しげにお仕事をしていました。
そして、待つことしばし。
今回のT-1のTシャツをデザインした
チ・チェンさんが登場!
短い時間ながらも、今回のT-1Tシャツ
Fighting Clubについて、いろいろ語ってくれました。
そのようすを、お伝えしましょう!

── |
はじめまして、こんにちは!
ニホンカラキマシタ!(たどたどしい英語で) |
チ・チェン |
こちらこそ、はじめまして!
ようこそ、上海へ! |
── |
突然おじゃましてしまって、
すいません! |
チ・チェン |
いえいえ、いいんですよ!
来てくれて、ありがとう!
びっくりしたけど、うれしいよ! |
── |
このたびは、
T-1ワールドカップに参加してくださって、
本当にありがとうございます!
チ・チェンさんのFighting Club、
評判もなかなか上々なんですよ! |
チ・チェン |
ほんとうですか?
それは、どうもありがとう! |
── |
それではまず、
このTシャツのコンセプトを
あらためて、お聞きしたいのですが? |
チ・チェン |
ここまで、タクシーで来たんですか?
自動車の渋滞、すごかったでしょう?
上海の街は、どんどん発展しています。
そして上海の人は、みんな忙しく動いてて、
競争も、すごく激しい街なんです。
そうした現代の上海の雰囲気を
デザインに落とし込んでみたのが、
このTシャツなんですよ。 |
── |
なるほど、それで
Tシャツの名前がFighting Club! |
チ・チェン |
そうそう。
だれもが、だれかと、
あるいは自分自身と、つねに
闘っているというイメージですね。 |
── |
ちなみに、
「門」のように見えるデザインは
サッカーのゴールを
あらわしているんですよね? |

チ・チェン |
いえいえ、ちがうんです。
これは、「門」ではなくて、
漢字の旧字で「たたかう(=闘う)」ですよ。 |
── |
え!? そうなんですか!?
サッカーW杯も開催中だし、
てっきり、ゴールマウスのイメージだと‥‥。 |
チ・チェン |
もうすこし良く見てもらうと、
漢字の「王」という文字が
左右対称になっていますよね? |
── |
ええと‥‥、
はい、なってます、なってます! |
チ・チェン |
これは、「王様」どうしが、
おたがいに闘っているようすを
イメージしているんですよ。 |
── |
なるほどー!
いわれてみれば、確かにそうだ! |
チ・チェン |
ははは(笑)。 |
── |
このアイディアは、
どのようにして思いついたんですか? |
チ・チェン |
まず、ポールデザインのオフィス宛てに
T-1事務局からオファーをもらったとき、
うちのボスが
「誰かやりたいヤツはいないか?」と。
そして、僕が手を挙げたんです。
それからというもの、
毎日の仕事が終わってからの時間に
中国でいちばん忙しい街・上海のなかで、
イメージをふくらませていって
できあがったのが、このデザインなんです。 |

── |
ああ、そうなんですか‥‥。
話は変わりますけど、
ポールデザインでは、
NIKEのプロジェクトなどを
手がけてらっしゃるんですよね? |
チ・チェン |
はい、そうです。
ロゴやポスター、カタログ‥‥
中国におけるNIKEのプロジェクトを、
トータルでデザインしました。
はじめてTシャツをつくったのも、そのとき。
このショッキングピンクのカタログも
そのNIKEプロジェクトのときのもので、
それぞれ、スケボーとグラフィティという
ふたつのストリートカルチャーを
テーマとしています。
よければそれ、プレゼントしますよ。 |
── |
え、ほんとですか?
ありがとうございます!
へぇ‥‥かっこいいなぁ(しばし眺める)。
ちなみに、影響をうけた
アーティストって、いますか? |
チ・チェン |
日本の奈良美智さんとか
大好きですよ。
かわいいのに、ワルっぽいかんじの
キャラクターとか‥‥。
イラストに、すごくアジがありますよね! |
── |
ほんとですか! 灰皿かな?
奈良さんのイラストが描かれた
プレートも置いてありますもんね! |
チ・チェン |
僕の、お気に入りのひとつです。 |
── |
それでは、いよいよ
ズバリ聞いてしまいましょう!
今回のT-1ワールドカップで、
優勝できると思いますか? |
チ・チェン |
もちろん、勝つ自信はありますよ。
Fighting Clubは
美しいデザインでもなければ、
ラブリーなデザインでもないでしょう。
でも、このTシャツは
社会の問題について、メッセージしています。
そして、そのメッセージに共感してくれる人は
かならず、いると思うんです。
なによりも、
Tシャツをつくっているとき、
本当に楽しかった!
なにか、小説を書いているような、
そんな気持ちで、デザインできました。
だから、なぜか
自信が、あるんですよね。 |
── |
なるほど、なるほど。
それでは最後に、
T-1を見ている世界のみなさんに
メッセージをいただけますか? |
チ・チェン |
世界の一流デザイナーがあつまった
T-1に出場できることが、なにより幸せです。
そして、このTシャツをつうじて、
いろんな人びとと
交流できたらいいなと思っています。
みなさん、どうぞよろしく! |

そういえば、このあいだ
ウスマン・ハックさんにお会いしたとき、
今回の優勝候補のひとつとして、
Fighting Clubを挙げていましたよ!
上海のチ・チェンさん、
突然の訪問にもかかわらず
こころよく応じてくださり、
本当にありがとうございました!
2006/6/21 水曜日

サッカーのW杯ドイツ大会と
同じ時期に開催(投票・購入)中の
T-1ワールドカップですが、
今回は、サッカーのほうのW杯で
日本が手痛い敗戦を喫した
オーストラリアからのT-1参加デザイナー、
サイラス・ヒッキーさんを訪問してきました。

こちら、サイラスさんです。
すてきな笑顔で出迎えてくださったのですが
のっけから話題は、あらぬ方向へ‥‥。
サイラス |
こんにちは。はじめまして。
いきなりだけど、
このあいだの試合、観た?
もう、ほんとうに
興奮する試合だったよねー。
真夜中に、何回も何回も叫んじゃったよ!!
そのあとも、
なかなか寝れなくってさ!
‥‥でもね、
ほんとうは日本の方が強いと思うよ。
オーストラリアは32年ぶりだし。
決勝リーグにいくのは、難しいんじゃないかなぁ。
むしろ、日本のほうが可能性はあると思うよ。 |
いや、たしかにいきなりでしたが、
あなた、すごくイイ人だ!!
日本で長年生活しているだけあって
“ジャパニーズ・ヨイショ”を
完璧に身につけていらっしゃる!
いやいや、なかなかどうして
オーストラリアもお強いですよ!
‥‥と、ひとしきりサッカーばなしに
花を咲かせたあと、おもむろに本題へと突入。
サイラスさんのTシャツは
宇宙探査機パイオニア10号と11号に
取り付けられたプラーク(記念銘板)を
モチーフにしたデザインですが、
じつは、いちばん外側の枠を
サッカーフィールドに見立てたんじゃないか、
Happy Ending というメッセージは
サッカーの試合が終わったあと、
どっちがHappy Endingを迎えられるか、
そんなメッセージもふくまれているんじゃないか?
そんな見方が、一部から出てきてるんですが‥‥。
サイラス |
へぇー。
なるほどね!
そんな見方もあるんだねー。
そういう反応は、
ぜんぜん予想してなかったなぁ。
でも、人によって、いろんな解釈が
できるっていうのは、おもしろいよね!。
あ、このTシャツ着ていいの?
‥‥手触りいいね!
着心地バツグンだよ、これ!。 |

手触りに感動し、高速で手を動かすサイラスさん。
日本に来るまえは
プロサーファーとして活躍していたサイラスさん。
スポーツマンらしい厚い胸板に、映えるTシャツ。
ステキです!!

そんなサイラスさんは、現在
自身が兄のように慕い尊敬する
マーク・ニューソンさんらとともに
サーフィンのドキュメンタリー映画を制作中。
サイラス |
オーストラリアの子供たちは
日本の子供たちがアニメを観て育つように
サーフィン映画を観て育つんだ。
でも、それはアメリカ映画がほとんど。
だから、オーストラリア発の映画を
作ってみようと思ったんだ。 |
サーフボードのデザインがどうあるべきか、なんて
誰にもわからないところからはじまった
サーフボードの歴史は、まさに試行錯誤の連続。
これまでのデザインの変遷をつづった
ドキュメンタリー「shape & shapers」は
製作期間3年を経て、2006年の秋にできあがる予定。
こちらから、その一部をごらんいただけます。
日本語の解説付きバージョンも楽しいですよ。
なお、映画製作の日記は、こちらからどうぞ。
ところで、サイラスさん。
「自分がほしいTシャツ」と
「優勝すると思うTシャツ」は、どれですか?

Tシャツの一覧表をまえに、激しく悩むサイラスさん。
サイラス |
ふむ、ふむふむふむ。
うーん‥‥。
しかし、そうとうむずかしい質問だなぁ。
KDaも、前回の優勝者のトムも
知り合いなんだ。
シンガポールのファンクスタジオも、
以前、インタビューしたことあって
知ってるし、うーん。悩むねー‥‥。
(3分経過‥‥)
あれ? 僕、何を悩んでたんだっけ?
ああ、そうか!
ほしいTシャツと、優勝するTシャツか!
えーっと、それじゃあ、ほしいのは、
井上嗣也さんの「ライオン、跳ねている」!
このTシャツ、かっこいいよ!
でも、優勝するのはこっち、カム・タンかな。
理由は、かわいいから! |
サッカー、Tシャツ、サーフィン‥‥
つぎつぎと話題が変わり、
たのしそうにお話しされる姿は
まるでやんちゃな少年のようでした。
T-1をみている
世界中のみなさんに
サイラスさんからのメッセージです。
サイラス |
T-1のTシャツは、全部かっこいいです。
でも、、、太陽が消滅して
ソーラーシステムがだめになってしまった後でも
僕のTシャツのグラフィックは生きているかも。 |
サイラスさん、お忙しいなか
インタビューに快く応じてくださいまして
ありがとうございました!
2006/6/21 水曜日
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