サッカーのW杯ドイツ大会と
同じ時期に開催(投票・購入)中の
T-1ワールドカップですが、
今回は、サッカーのほうのW杯で
日本が手痛い敗戦を喫した
オーストラリアからのT-1参加デザイナー、
サイラス・ヒッキーさんを訪問してきました。
こちら、サイラスさんです。
すてきな笑顔で出迎えてくださったのですが
のっけから話題は、あらぬ方向へ‥‥。
サイラス |
こんにちは。はじめまして。
いきなりだけど、
このあいだの試合、観た?
もう、ほんとうに
興奮する試合だったよねー。
真夜中に、何回も何回も叫んじゃったよ!!
そのあとも、
なかなか寝れなくってさ!
‥‥でもね、
ほんとうは日本の方が強いと思うよ。
オーストラリアは32年ぶりだし。
決勝リーグにいくのは、難しいんじゃないかなぁ。
むしろ、日本のほうが可能性はあると思うよ。 |
いや、たしかにいきなりでしたが、
あなた、すごくイイ人だ!!
日本で長年生活しているだけあって
“ジャパニーズ・ヨイショ”を
完璧に身につけていらっしゃる!
いやいや、なかなかどうして
オーストラリアもお強いですよ!
‥‥と、ひとしきりサッカーばなしに
花を咲かせたあと、おもむろに本題へと突入。
サイラスさんのTシャツは
宇宙探査機パイオニア10号と11号に
取り付けられたプラーク(記念銘板)を
モチーフにしたデザインですが、
じつは、いちばん外側の枠を
サッカーフィールドに見立てたんじゃないか、
Happy Ending というメッセージは
サッカーの試合が終わったあと、
どっちがHappy Endingを迎えられるか、
そんなメッセージもふくまれているんじゃないか?
そんな見方が、一部から出てきてるんですが‥‥。
サイラス |
へぇー。
なるほどね!
そんな見方もあるんだねー。
そういう反応は、
ぜんぜん予想してなかったなぁ。
でも、人によって、いろんな解釈が
できるっていうのは、おもしろいよね!。
あ、このTシャツ着ていいの?
‥‥手触りいいね!
着心地バツグンだよ、これ!。 |
手触りに感動し、高速で手を動かすサイラスさん。
日本に来るまえは
プロサーファーとして活躍していたサイラスさん。
スポーツマンらしい厚い胸板に、映えるTシャツ。
ステキです!!
そんなサイラスさんは、現在
自身が兄のように慕い尊敬する
マーク・ニューソンさんらとともに
サーフィンのドキュメンタリー映画を制作中。
サイラス |
オーストラリアの子供たちは
日本の子供たちがアニメを観て育つように
サーフィン映画を観て育つんだ。
でも、それはアメリカ映画がほとんど。
だから、オーストラリア発の映画を
作ってみようと思ったんだ。 |
サーフボードのデザインがどうあるべきか、なんて
誰にもわからないところからはじまった
サーフボードの歴史は、まさに試行錯誤の連続。
これまでのデザインの変遷をつづった
ドキュメンタリー「shape & shapers」は
製作期間3年を経て、2006年の秋にできあがる予定。
こちらから、その一部をごらんいただけます。
日本語の解説付きバージョンも楽しいですよ。
なお、映画製作の日記は、こちらからどうぞ。
ところで、サイラスさん。
「自分がほしいTシャツ」と
「優勝すると思うTシャツ」は、どれですか?
Tシャツの一覧表をまえに、激しく悩むサイラスさん。
サイラス |
ふむ、ふむふむふむ。
うーん‥‥。
しかし、そうとうむずかしい質問だなぁ。
KDaも、前回の優勝者のトムも
知り合いなんだ。
シンガポールのファンクスタジオも、
以前、インタビューしたことあって
知ってるし、うーん。悩むねー‥‥。
(3分経過‥‥)
あれ? 僕、何を悩んでたんだっけ?
ああ、そうか!
ほしいTシャツと、優勝するTシャツか!
えーっと、それじゃあ、ほしいのは、
井上嗣也さんの「ライオン、跳ねている」!
このTシャツ、かっこいいよ!
でも、優勝するのはこっち、カム・タンかな。
理由は、かわいいから! |
サッカー、Tシャツ、サーフィン‥‥
つぎつぎと話題が変わり、
たのしそうにお話しされる姿は
まるでやんちゃな少年のようでした。
T-1をみている
世界中のみなさんに
サイラスさんからのメッセージです。
サイラス |
T-1のTシャツは、全部かっこいいです。
でも、、、太陽が消滅して
ソーラーシステムがだめになってしまった後でも
僕のTシャツのグラフィックは生きているかも。 |
サイラスさん、お忙しいなか
インタビューに快く応じてくださいまして
ありがとうございました!
2006/6/21 水曜日
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