T-1 WORLD CUP » サイラスさんにTシャツを届けてきました!




サイラスさんにTシャツを届けてきました!

0621.gif

サッカーのW杯ドイツ大会と
同じ時期に開催(投票・購入)中の
T-1ワールドカップですが、
今回は、サッカーのほうのW杯で
日本が手痛い敗戦を喫した
オーストラリアからのT-1参加デザイナー、
サイラス・ヒッキーさんを訪問してきました。

silas_01_web.jpg

こちら、サイラスさんです。
すてきな笑顔で出迎えてくださったのですが
のっけから話題は、あらぬ方向へ‥‥。

サイラス こんにちは。はじめまして。
いきなりだけど、
このあいだの試合、観た?
もう、ほんとうに
興奮する試合だったよねー。
真夜中に、何回も何回も叫んじゃったよ!!
そのあとも、
なかなか寝れなくってさ!
‥‥でもね、
ほんとうは日本の方が強いと思うよ。
オーストラリアは32年ぶりだし。
決勝リーグにいくのは、難しいんじゃないかなぁ。
むしろ、日本のほうが可能性はあると思うよ。

いや、たしかにいきなりでしたが、
あなた、すごくイイ人だ!!
日本で長年生活しているだけあって
“ジャパニーズ・ヨイショ”を
完璧に身につけていらっしゃる!
いやいや、なかなかどうして
オーストラリアもお強いですよ!

‥‥と、ひとしきりサッカーばなしに
花を咲かせたあと、おもむろに本題へと突入。

サイラスさんのTシャツは
宇宙探査機パイオニア10号と11号に
取り付けられたプラーク(記念銘板)を
モチーフにしたデザインですが、
じつは、いちばん外側の枠を
サッカーフィールドに見立てたんじゃないか、
Happy Ending というメッセージは
サッカーの試合が終わったあと、
どっちがHappy Endingを迎えられるか、
そんなメッセージもふくまれているんじゃないか?
そんな見方が、一部から出てきてるんですが‥‥。

サイラス へぇー。
なるほどね!
そんな見方もあるんだねー。
そういう反応は、
ぜんぜん予想してなかったなぁ。
でも、人によって、いろんな解釈が
できるっていうのは、おもしろいよね!。
あ、このTシャツ着ていいの?
‥‥手触りいいね!
着心地バツグンだよ、これ!。

silas_02_web.jpg

手触りに感動し、高速で手を動かすサイラスさん。

日本に来るまえは
プロサーファーとして活躍していたサイラスさん。
スポーツマンらしい厚い胸板に、映えるTシャツ。
ステキです!!

silas_03_web.jpg

そんなサイラスさんは、現在
自身が兄のように慕い尊敬する
マーク・ニューソンさんらとともに
サーフィンのドキュメンタリー映画を制作中。

サイラス オーストラリアの子供たちは
日本の子供たちがアニメを観て育つように
サーフィン映画を観て育つんだ。
でも、それはアメリカ映画がほとんど。
だから、オーストラリア発の映画を
作ってみようと思ったんだ。

サーフボードのデザインがどうあるべきか、なんて
誰にもわからないところからはじまった
サーフボードの歴史は、まさに試行錯誤の連続。
これまでのデザインの変遷をつづった
ドキュメンタリー「shape & shapers」は
製作期間3年を経て、2006年の秋にできあがる予定。
こちらから、その一部をごらんいただけます。
日本語の解説付きバージョンも楽しいですよ。
なお、映画製作の日記は、こちらからどうぞ。

ところで、サイラスさん。
「自分がほしいTシャツ」と
「優勝すると思うTシャツ」は、どれですか?

silas_06.jpg

Tシャツの一覧表をまえに、激しく悩むサイラスさん。

サイラス ふむ、ふむふむふむ。
うーん‥‥。
しかし、そうとうむずかしい質問だなぁ。
KDaも、前回の優勝者のトム
知り合いなんだ。
シンガポールのファンクスタジオも、
以前、インタビューしたことあって
知ってるし、うーん。悩むねー‥‥。
(3分経過‥‥)
あれ? 僕、何を悩んでたんだっけ?
ああ、そうか!
ほしいTシャツと、優勝するTシャツか!
えーっと、それじゃあ、ほしいのは、
井上嗣也さんの「ライオン、跳ねている」
このTシャツ、かっこいいよ!
でも、優勝するのはこっち、カム・タンかな。
理由は、かわいいから!

サッカー、Tシャツ、サーフィン‥‥
つぎつぎと話題が変わり、
たのしそうにお話しされる姿は
まるでやんちゃな少年のようでした。

T-1をみている
世界中のみなさんに
サイラスさんからのメッセージです。

サイラス T-1のTシャツは、全部かっこいいです。
でも、、、太陽が消滅して
ソーラーシステムがだめになってしまった後でも
僕のTシャツのグラフィックは生きているかも。

サイラスさん、お忙しいなか
インタビューに快く応じてくださいまして
ありがとうございました!

2006/6/21 水曜日