現在、Tシャツの最終サンプルを
各デザイナーにお届けする作業で
おおわらわの、T-1ワールドカップ事務局。
そんななか、さっそく
グラミー賞受賞デザイナー、
NYのステファン・サグマイスターさんから
「届きましたよ!」というメールが、
コメント付きのお写真とともに、到着しました!

「Tシャツ、美しい仕上がりで、
ハッピーです。ありがとう!」
さすがに
ご自分でデザインしたTシャツだけあって
ものすごく、似合っていますねー!
ジョン・レノンのポートレイト写真から
切り抜いてデザインした胸のロゴも、
実際に着ると、こんな感じに見えるのか。
うーん、しみじみ、かっこいい!
そういえば、先日、
「ライオン、跳ねている」の
サンプルをお届けしようと、
井上嗣也さんにお会いしたときにも、
「サグマイスター、冴えてるなぁ!」
と、しきりにおっしゃっていましたし、
今回の参加デザイナーの一覧を見た
「Be Great」のカム・タンさんからも、
「すごい人たちばかり‥‥特にサグマイスター!」
という内容のメールが、来ていました。
それにしても、
今回の参加デザイナーのみなさん、
自分以外のデザイナーが作ったTシャツについて、
どんな感想をお持ちなんでしょうね?
今後、デザイナーのみなさんに
ことあるごとに聞いてみますので、
教えてもらったら、
のちほど、みなさんにもおしらせします!
さてさて、これからも
各デザイナーから寄せられた写真や動画を
随時、お届けしていきますね!
お楽しみに!
2006/6/15 木曜日
24組のデザイナーが参加した
今回のT-1ワールドカップでは、
本国のみならず、世界中でプロジェクトを手がける
デザイナーがたくさんいます。
今回、ご紹介する
クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)もそう。
日本に本拠地を置きながら
世界中のプロジェクトを手がける
イギリス出身のマーク・ダイサムさんと
イタリア出身のアストリッド・クラインさんは、
Tシャツにプリントされた
“Let’s Foreign!” のメッセージどおり、

おふたりとも海外出張のつづきの
お忙しい日々を送っておられます。
ところが!
2006年6月某日、
そんな多忙をきわめるKDaのおふたりが
そろって東京にいらっしゃる!
‥‥という情報を聞きつけた
われわれT-1ワールドカップ事務局は、
急きょ、オフィスを訪問してきました!
さっそく、
サンプルのTシャツを見て頂いたところ、
マークさんからこんな感想が。
「ちょっと、プリント小さいんじゃない?」
一方のアストリッドさんは、
「そう? わたしはかわいいとおもうけど?」
おふたりは、いつもこうして
おたがいの意見を交わしながら、
仲良くお仕事をされているのです。
その雰囲気が、あまりにステキだったので
写真を1枚、撮らせて頂けますか?
とお願いしてみたら、「もちろん!!」と
こころよく、応じてくださいました。

マークさんとアストリッドさん、
おふたりのすてきな笑顔に似合う “Tea-shirt!”
気になった方は、こちらのページから
ぜひぜひ、チェックしてみてくださいね!
2006/6/15 木曜日
みなさん、こんにちは!
第2回T-1ワールドカップも
開幕からそろそろ、1週間。
T-1ワールドカップ事務局には、
連日、多くのかたから、
たくさんのメールを頂いております!
そこで、一部ではありますが、
みなさんからメールで寄せられた、
ファースト・インプレッションを大公開!
お答えいただいたのは、次の質問。
・ 買いたい、またはすでに買ったTシャツの名前 ・ チャンピオンになると思うTシャツの名前
みなさん、
それぞれの視点からTシャツを選んでいて、
読んでいて、とても、おもしろい!
それだけでなく、
どれにしようか、まだお悩み中のかたには、
Tシャツを選ぶさいの参考にも、なりそうです。
それでは、さっそく、行きましょう!

Tシャツ選びは、いきおいが重要!
‥‥ということで、まずは
最も多かった「デザイン直感派」の
みなさんのご意見をご紹介します。
さすがに、Tシャツ。
パッと見ためのデザインにひかれるかたが、
やはり、いちばん多いようです。

●JPNAA
佐藤可士和

一目ぼれです。
見た瞬間「カッコイイ!」と思いました。
ボディの色も、字の色もイイ。
バックのデザインがまたイイ。
慣れない英語を使うなら「It’s so cool!」‥‥かな?

●sleeping fish
祖父江慎

前回の祖父江さんのアカハラTシャツ、
少し気になりながらも、
とても自分には着れないと、選びませんでした。
が、これならなんとなく、
着れそうな気がしています。
このTシャツも、「カッコイイ」って思いました。
線の感じがイイ。

●T(ypography)-shirt!
オーデット・エーザ

最初はちょっと気になるなぁ、
というくらいだったのですが、
バックプリントに気づいてから
だんぜん気になりだしました。
私はバックプリントの入ったTシャツに
惹かれる傾向があるので、
そんな私にとって、このTシャツは
かなりポイントが高いです。
前面より、むしろ背面のデザインに惹かれました。
これもやはり、「カッコイイ」と思いました。
こうして感想を書いてみて、
自分の選ぶ基準が「カッコイイ」
であることに気づきました。
(きよ)


●Sleeping Fish
祖父江慎


●KickHeads
ファンクスタジオ

両方とも、単純に好きだから。
何かを重ねて着るのに、おもしろそう。
しばらく迷ってから決めます。

●Ma Eum
ミミ・ソン

理由は、いちばん着やすそうで、かつ、
さりげなくハングル文字が入っていて
かわいいから。
(Tko)


●T(ypography)-shirt!
オーデット・エーザ

モノトーンが欲しかったので
すぐに惹きつけられたのですが、
デザインの詳細を見たとたん、
ビビビビーーーッッッ!!
前身ごろ、後ろ身ごろのデザインが一体となり
奥行きを感じちゃったんです。
前後が繋がったデザインではないのに
そう感じちゃった。
この感じって尾形光琳の
『紅白梅図屏風』や『燕子花図屏風』に
感じるものと、似ているような気がするんです。

●愛したい日本
大橋歩

やっぱり、
4年に1度のサッカーW杯にぶつけた
T-1ワールドカップですもの。
「ああ、これは、
2006年サッカーW杯ドイツ大会のときの
T-1ワールドカップでゲットしたものだったよなあ。
あの年は○○と××の試合が、凄かったもんなあ」
‥‥なんて思い出す、未来の自分を空想。
日本代表のブルーと、大橋歩さんらしい日の丸、
そして富士山に胸がキュンとしちゃいました。

●JPNAA
佐藤可士和

シンプルだけど、押さえるところは
ちゃんと押さえてらっしゃる。
サッカーW杯を意識して、
JAPANとしっかり入っているし、
色は女性にも男性にもOKだし。
でもロゴは、しっかりと力強く太い!
まさにサムライ!
おまけに前後で違うし。
いや〜、参りましたぁ!!!
(み〜)


●104.5°
佐藤卓


●JPNAA
佐藤可士和

えー、おもしろい。
えー、ふしぎ!
24枚のTシャツを、じーーっとにらんで、
いちばん気になる1枚をひらいたら、
佐藤卓さんだった!
私は去年、彼のTシャツを買いました!
そして、次に気になるTシャツをクリック。
佐藤可士和さん。
私は去年、彼のTシャツを買いました!!
デザインは、ある種の言語なんだなー、
と実感しました。
(みう)


●Blue baby
ハーマンズトラ


●T(ypography)-shirt!
オーデッド・エーザ

なにより、きゅんとくる。
茶目っ気と、ユーモア、そして気品。
作り手が楽しんでる感。
作り手と、友達になれそう感。

●バラ色
深澤直人


●オレココT
箭内道彦

なにより、シンプルで着やすい白地。
めだちすぎず、めだちやすい。
(そのココロは、さりげない)
ユニセックス風?
オトコの子も、オンナのコも、
うれしい! かな?
(ネムゾー)


●MounT.FUJI
秋山具義

ほかのシャツから、浮きあがって見えた。
まるで富士山のように!

●オレココT
箭内道彦

シンプルでグローバル。
一枚でも、下に着込んでもよし。
着やすそうなTシャツ。
(匿名さん)


●JPNAA
佐藤可士和

シンプルでシャープな中に感じる、
かわいらしさ。
前回も、ぱっと見て2枚とも気に入ったのに
最後の最後まで迷って
どちらも買わなかったことを
いまだに後悔しています。
可士和さんは、いちばんデザインを
楽しみにしていたひとりでした。
淡いピンクが地の色のTシャツは
甘いデザインになりがちで、
このTシャツのように
文字だけというのは、ありそうでない。
ピンクと「JPNAA」の文字だけという
組み合わせが気に入りました。

●Tea-shirt
クライン ダイサム アーキテクツ

紺地にピンクの色の取り合わせと、
色の量のバランスが好き。
ティーカップ柄のものを集めていますし、
イラストが線で構成されていて、
シンプルで上品だから。

●バラ色
深澤直人

第一印象はサッカーボールなのに
よくよくみると、赤いバラの花なんて素敵。
ワールドカップ開催の年だし、
これを着ると、そのことも合わせて思い出しそう。
いちばん好き、という人も多いと思うけれど、
それ以上に、あともう一枚、今年の記念に、と
このバラのサッカーボールを選ぶ人が多そう。
(匿名さん)


●Intrestellar Greeting Card
サイラス・ヒッキー

テーマが知的。
全コスモスにコンニチワ。

●T(ypography)-shirt
オーデッド・エーザ

インパクトがあって、なおかつシャープ。

sleeping fish
祖父江慎

この人のデザインには参ります。

●The Configurable T-shirt
ウスマン・ハック

自分でデザインできるところが
「ほぼ日」読者にウケるのではないか?
(ちゅんちゅん丸)



●うさぎです。よろしく
トム・ヴィンセント

サムネールを見て、まず最初に
クリックして確認したのが、こちらのTシャツ。
なにがどうというより、はじめにクリック。
つまり、気になったということがポイント。
確認してみると、やっぱりトムさん。
「こりゃ、今回も優勝するかも」
と思いました。
デザインも、
前回より洗練されているというか、
惹かれます。「カッコよい」です。
「こりゃ着てみたいなぁ」と思いましたし、
「買いたい」とも思いました。
さすが、前回のチャンピオンは
違うなぁと思いました。
なんというか、的を射てる!
がんばれ2連覇、ヴィンセント!
(コウケツシゲオ)

さてさて、どんどん行きましょう。
つづきましては、買いたい理由や
チャンピオンになると思う根拠を
冷静に、わかりやすく説明してくれた
「Tシャツ理論派」の方々。
なるほど、なるほど、そうだったのか!

●Ma Eum
ミミ・ソン


●T(ypography)-shirt
オーデッド・エーザ

“+LOVET”もそうですが、
文字だけのTシャツに関心があります。
タイポグラフィやフォントが、おもしろいです。
今回、ぱっと見て
「うわ、これ、面白い」と
個別表示して、拡大して、
さらにはデザイナーさんご本人の
ウェブまで訪問してしまったのは
ミミ・ソンさんとオーデット・エーザさん。
それぞれ、ハングル文字とヘブライ文字という、
アルファベットや漢字ほどメジャーではない
自国の文字でとことんアートしています。
これは
システマティックな文字だから可能なのか、
仮名や漢字ではこうはいかないのか‥‥
と、考えてしまいました。
(匿名さん)


●バラ色
深澤直人

Tシャツを見て、
ショックを受けて、注文しました。
理由をいろいろ考えてみましたが、
なぜ好きになったかは、よくわかりません。
ただ、「バラ色」は視覚的な操作だけでない意味を
瞬間的に伝えているように思います。

●オレココT
箭内道彦

コンセプトがクリアでわかりやすく、
ワールドカップのようなお祭りの場で
コミュニケーション+一体感醸成ツールとして、
活躍する普及力がありそうに思います。
(へい)


●バラ色
深澤直人

白地に赤のバラが美しい。
それだけなら、女性向けに
いろいろあると思うけど、
バラ柄なのに、
男が普段着に着られるという、
希有なデザインだと思います。

●ライオン、跳ねている。
井上嗣也

楽しい感じが、
多くの人に支持されると思う。
(keroyon)

最後にご紹介するのは、
「コンセプト重視派」のみなさん。
それぞれのTシャツに込められた、
デザイナーからのメッセージやコンセプト、
あるいはデザイン上の遊びに、
共感されたり、おもしろがって
くださっている方々からの、ご意見です!


●オレココT
箭内道彦

もともと箭内さんに
興味があったことは否めませんが、
それにもまして
コンセプトにノックアウトです。
これを着てBARに行けば
話の中心になること間違いない、ほんと。
そして「I’m here from JAPAN」と
自信をもって答えます!!
例えW杯が終わろうとも、
海外に出る際は必ず!
「デカケルトキハ、ワスレズニ!」
(kayoさん)


●sleeping fish
祖父江慎


●The Configurable T-shirt
ウスマン・ハック

祖父江さんの金魚Tを選択して
注文ボタンを押そうとしたとき、
右下にあるTシャツが
気になってしょうがなかったんです。
気になったので解説をちゃんと読みました。
「油性ペンで塗りつぶす!?」
とただただ驚き、30分の葛藤の末、
両方注文してしまいました。
(やき)



●Peace from New York
ステファン・サグマイスター

ジョン・レノンのタグに、グッときました。
LOVEのあとはPEACE! です!
私も買うし、いろんな人が着るたびに
「世界は変われる!」と
心から信じることが出来れば、
とってもいいんじゃないでしょうか。
(イワモトさん)


●オレココT
箭内道彦

私の同僚のアメリカ出身の女性が、
8月に結婚することになりました。
相手はオーストラリア出身の男性です。
日本で出会ったふたりは、それぞれにゆかりのある
アメリカ本土とオーストラリアと日本との中間点、
ハワイで式を挙げるそうです。
そんな二人に贈るお祝いを、ずっと考えていました。
このTシャツを見たとき、ひらめきました。
これです。これしかない!
ペアで贈るつもりです。
(Michelle)


●104.5°
佐藤卓

ナゾは解けました。
なるほど、これは大切な角度です。
この角度でなかったら、
このような地球や、このようなわたしたちは
存在しなかったのですよね。
世界を成り立たせている真理は
拍子抜けするほどシンプルで、
美しいとさえ、言えるものなのかも知れません。
数学のように。
手のひらにそっと乗せられそうな答えから、
展開し、増殖し、からまって、
ぶわぶわと振動しつつ安定したもの、それが地球。
そんなふうに、イメージがふくらみました。
あと、なにしろ卓さんのファンなもので。

●バラ色
深澤直人

バラが好きなんです。
サッカーボールという汗くさいアイテムと
かぐわしいバラの組み合わせは、すごい。
一見おすましだけど、
実はレジスターンス! な人を連想します。

●T(ypography)-shirt!
オーデッド・エーザ

タイポグラフィーが好きなんです。
文字も絵になりうる、という考え方が好き。
ダイナミックに動く線が好き。
(まいまい)

いかがでしたか?
おんなじTシャツを眺めていても、
みなさん、いろんな見方をされていて、
それぞれ、ちがった動機から選んでいるのですねー。
そして、まだお悩み中だというみなさん、
Tシャツ選びの参考として頂けましたでしょうか?
また、これら以外にも、
たとえば、こんなメールも届いています。

T-1のTシャツのことではないのですが、
基本的にTシャツは
いつから着るものなのですか?
街では、Tシャツ着用率が急上昇しています。
「今日から着るぞ」と
意気込むものでもないですし、
Tシャツ記念日とかあるのですかね?
いつもタイミングを逃してしまい、
秋になっています。
タイミングとかあったら
伝授して頂きたいです。
(みささ)

そういえば、
昨年の第1回T-1ワールドカップは、
秋に開催されていました。
スペシャルパッケージに包んだTシャツが
買ってくれたかたのお手元に届いたのは、
たぶん、12月ごろだったのですが、
みなさん、いつごろパッケージを開けたのでしょうね?
なーんてことを、ちょっと思ったりしました。
さて、T-1ワールドカップ事務局では、
ひきつづき、みなさんからのご意見をお待ちしています。
・ 買いたい、またはすでに買ったTシャツの名前
・ チャンピオンになると思うTシャツの名前
を、できれば、それぞれ理由を添えて、
以下のアドレスまで、どしどしお寄せください!
mail@t-1.cc
各Tシャツのコンセプトを読み返したりして
意見が変わった!
な〜んてお便りも、お持ちしていますよ。
今度は、日本人以外のかたのご意見も、
ぜひぜひ、聞いてみたいなぁ。
もちろん、いただいたメールは、
随時、このページで発表させていただきます。
それでは、また次回!
2006/6/14 水曜日
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